『ブラックジャックによろしく』によろしく
第53話(がん医療編・12)「医者のお仕事」

2003/05/23

「第53話 医者のお仕事」

皆さんお元気ですか?えれです。
私は元気ですよ(^^)/
えーと今週号は「BJ」はお休み、ということでのんびり構えていたら
こんなに時間がたってしまった(^^;

さて、庄司と宇佐美の過去譚(因縁話)が語られ始める今回なんだけれども。
なんかあんまりにも話が予想通りに、というかそうであって欲しくなかった
方向へ行ってしまってきついんだけれども。

若き日の庄司のこの不敵な面構えを見よ、この天真爛漫さを見よ、
これは自分にできないことは何もないと思っている顔である。
もしそんな人間が挫折を味わったらどうなるか……

「何年かすりゃ角がとれてあいつはいい医者になるよ」
これは教授が庄司を評して言う言葉である。
まるで「忠実な飼い犬に育つよ」とでも言いたげである。
(ところでアンタその顔色は何なんですか、酒焼けですか、といつも
言いたい。)

そしてキーパースンとなる女性、児玉典子の登場である。

そりゃ白くてちっちゃくて可愛かったら好きになるよな……
若い男なんだし。
いやここは好きになってもおかしくない、という意味ぐらいに取って
頂けるといいんですが。

「なあ宇佐美…彼女の事どう思う…?」
「え……?」
庄司の言葉に対する宇佐美の動揺。

庄司にとって「愛」とは直すことだった。(多分ね)
少なくとも彼にとって「患者である」という属性のほうが他の事実を
上回っていた。
でも宇佐美は彼女本人を見ていた。
(いや本当は庄司のほうが医師の態度としては正しいんだけれど、
後から何かに気づいたとしてももう遅い。)

さて、ワリを食ったのはどちらでしょー、ということは今は言わない。

動機は同じなのに、方法論が違えば、結果(二人の医師のゆくすえ)はかくもすれ違う。
動機は同じだったのに……。

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