『ブラックジャックによろしく』によろしく
第62話(がん医療編・21)「青年は荒野を行く」

2003/07/31

「第62話 青年は荒野を行く」

はい、皆さんお元気ですか?えれです(^_^)
泣きごと言うけど、今日は本当に暑いですね(^_^;

さて、漫画やTVドラマでは必ず『この物語はフィクションです…』というお断り
があります。
これぐらいその言葉が空しく響くお話もないな、と思います。
では今回も参りましょう。

・ルール

「未承認薬という選択肢を示すべきだ」と迫る斎藤君に庄司先生はルールを破ることで
ルールは変わらないと答える。もし自分の知らないルールがこの世に存在するのなら、
それは誰かが自分の命を握っているのに等しいのに。

そしておかしなルールのまかり通る地帯を荒野という。

動かせない手、それを縛っているのがルール。
でも話したんだ、それはまだ縛られていない手を持つ者に希望を託したということ。

・微笑

それは会心の微笑みであると同時に、
皆川ちゃんの心に決定的な敗北感をもたらす笑みでもあったことでしょう。

・大根

どこにも日常はある。

家庭を作るということは、冷蔵庫買って洗濯機買ってごはん作って子供が部活に行って、
早い話がそういうこと。

がんの事実は、辻本さん一家のこの日常を何もかも一変させるのだと今さらながらに
思う。

(あと、あの、佐藤先生、実は気になったのですが大根はこっちからは切らない
と思うのですが。物理的にやりにくいです。でももしかしてしっぽから切ると
甘くなるとか??そうなのかも??)

・アルバム

この建売住宅のなかのひとつなのかな。
私にはよく分かりませんが立派な家です。
ここまで来るのにこのお父さんはどれぐらいの時間と努力を費やしたんだろう。

それにしてもこういうインスピレーションはどこから得ているのだろう?
例え住宅雑誌などの資料からのものだったとしても息遣いがあるというか
妙にリアルなんだよね。


そして夜の病院で斎藤君は必死に未承認薬の検索をしている。
ひとりのむなしさなんてなんと小さなものか、でも抵抗する限り何かは
変わるかも知れない。

あなたは何を思っていますか?

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