『ブラックジャックによろしく』によろしく
第71話(がん医療編・30)「進み出した時間」

2003/11/03

皆さん、お元気ですか?えれです(^_^)/

連休のときに、連休ですねと言うのも、さすがに芸がないなぁと思う今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
(本当に済みません、今回も遅くなって(ー_ー;)

さてこの間、『死ぬまでにしたい10のこと』という映画を観ました。
ヒロインは失業中の夫を持つ二児の母、清掃の夜勤で家計を支えています。
(ぶっちゃけて言うと上流クラスではない、)それが23歳で余命二ヶ月と
宣告されてしまうのですが、やはりこういうページをやっている都合上、
告知のシーンについ注目してしまう訳ですが、この主治医とのかかわりが
非常に面白かったんです。

彼女のしたい「10のこと」の中には、えっと思われるようなこともある
かもしれませんが、なかなか観て損はないお話だと思いますので、
もしよかったら、どうかお時間のあるかたはご覧になってみて下さいね(^^)

さて、今回のサブタイトルは「進みだした時間」ですが、
動き始めたのは一人の時間だけではないですね。

・take this medicine

「患者が望めば医療は変わります」
「辻本さんをこの病院で看取りたいんだ…」

本当に、庄司先生はどうなってしまうのだろうと、思う…

今までの斎藤くんの独走(巷ではあれは”暴走”の部類に入るのだろうなやっぱり…)
も、巻き込まれて実害を受ける人間がかろうじていなかった、ことですべて
結果オーライとなっているんだけれども、もし庄司先生が永大を去るような
ことになれば、そのとき斎藤くん自身は身も心もどう処するのだろう…
(本当に、『部下に持ちたくないbP』は当たってるかも知れん…)

・思いのかなたに

「ずっとここでお前を待っていた」

草が、花が(それは宇佐美先生が児玉さんと一緒に植えた花の、子供たちかもしれません)
医師たちを祝福しているようです。

・一番大事なものはなに?

親との関係で子供がつらいことの一つは、どうせわからないからと言って
大事な局面で何も説明されないこと、のような気がします。

自分も家族の一員として、ないことにしないで欲しかったあんなことや
こんなことが、振り返って色々と思い出されるのです。

しかし、それでも、自分ががんであるという事実と、回復の可能性がないこと、
死期が近いことを相応の覚悟なく子供に言える人は少ないでしょう。

読む一人一人がそれを迫られているとしても、
わが身に置き換えることは、とても、難しい。

(おまけ)
今回、ネーム・ホルダーのおかげで庄司先生の名前が「直樹」らしい
ことが分かりました。
一方、宇佐美先生の名前は、う〜ん、「隆宏」?
(ちょっと苦しいです。)

戻る