『ブラックジャックによろしく』によろしく
第76話(がん医療編・35)「大きな木の下で」
2003/12/28
「第76話 大きな木の下で」
皆さんお元気ですか? えれです(^^)。
さて、今までこのテキストを作るときには、付箋を本に張り付けたり、
書き込んだメモをページにはさみこんだりしていたのですが、
今ではもう本に直書きです、ええ…
こうなると人様にはもう見せられませんな(^^;
今日も紙面を赤ペンで真っ赤にしつつ、(本を作ってるかた本当にごめんなさい;)
第76話の感想に今回もまたおつきあいください(^_^)。
・夏休み
お弁当だあ。おにぎりだー。から揚げだー。
こういうのって本当、どこのおうちでもあまり変わらないんだなぁ。
・「ちゃんとドアの前にいるよー」
この旅行の真の意味をまだ知らず、お母さんにわがまま放題甘え放題の子供たち。
私もこういうことしてもらったことあるな、って素直にうんうん頷きながら
読みました。
それにしても辻本さんのセーターが可愛っ。ちょっとホコモモラのような
感じでしょうか。
そうです、辻本さんはまだ43歳なのです。
お洒落を楽しんでいてもまだまだ全然かまわない年なのです。
それにしてもなぁ、車の中で本読むと気持ち悪くなるよー、お兄ちゃん。
(しかし…鮫ヶ浜ってどこ?)
・ふるさと
おいおい君たち、ジャンプじゃなくてマガジンにしようよ…
というのは置いといて、お墓参りをして、従兄弟と遊んで、トラックの荷台に
揺られたり、ラジオ体操、夏休みの工作、色んなところに連れて行ってもらって、
そこまでだったらいつもと同じ夏休みだった。
「去年も来たんだからいいじゃん」
去年、今年、来年。
昨日、今日、明日。
いつも簡単にこれらの言葉を口にしている自分に気づきます。
その重みを考えもしないで。
でも、それもまたよしかな。
・大きな木の下で伝えたかったこと
「何言ってんだよ」
(いつも思うけどこの子たちがしごく普通に可愛すぎないところがいいなぁ…)
認めたくない、聞きたくない。
当然のお兄ちゃんの拒絶反応。
でもね、何年かたったら、必ずお母さんの気持ちが分かるから。
お母さんの気持ち全部を分かることはできなくても、これからの中でお母さんを
何故教えたのかと憎まずにいられない日が来たとしても、君たちにお母さんがしてくれた
ことの意味と理由を知るときが必ず来るから。
今回のエピソードを読んで、前回私は、「私も誰かの心に残ることを信じている…」
と書いたのですが、それすらももはやなくてもよいかのように感じています。
でももし皆さんは、これは昔ほかの人に話したことなので大変恐縮なのですが、
私が
「自分はこの地球というか世界というかこの大きなもの、どう名づけたらよいか
分からない、その大きなものの中のランナーの一人だった、それで十分だ」
と言ったら、驚いて困ってしまわれるでしょうか…
(おまけ)
ところでこのお兄ちゃんですが。
どうやら名前は「ケンタ」というらしいです。
どうして私がそれを知っているかというと…(続く)
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