『ブラックジャックによろしく』によろしく
第103話(精神科編・24)「新聞の需要と供給」
2004/10/27
皆さん、どうも、また風邪など流行っていますが、お元気ですか?
えれです(^_^)。
さて、ここでこうして皆さまに読んで頂くものを書くごとに、また、
色々なことが起ってしまった一週間ですが、まずは、第10巻、発売されました。
よかったです。
私なんか、あらぬ心配のために、二冊も確保してしまいましたよ。
(ネット注文と家族のおみやげがかぶっただけですが。)
繰り返しになりますが、本当に、出てよかったな、という気持ちが真っ先に
来るのが正直なところで、ただ今回手にしてみて、思いがけず、
A4版(雑誌サイズ)の迫力、というものを改めて感じさせられたりして、
この作品がこの、雑誌サイズのままもし出版されていたら現今のブームよりも
もっと反響を引き起こしていたのだろうなと、いう想像をしてしまいました。
(それはけっして小さくて悪かったということではないのですが。私などは本家
『ブラック・ジャック』の手術シーンだけでも心臓が恐慌を引きおこしますし、
アニメの手術シーンも表現が抑えられてますしね。)
あと、今回カラーページの再録がありません。
一応確かめてみましたが9巻はありますので、これも何か配慮があってのことでしょうか。
やはりそこまでは分かりませんでした。
では、今回もよろしくお願いいたします。
・水清ければ/赤いクラゲ
今回「第10巻のまとめ」から引き続いてしまう話で申し訳ないのですが、
主人公が何故これほどの支持を受けながら同時にバッシングも受け続けるのか
(私が他の場所等で目にした主人公像への評価は全く対極に分かれるものでした)
その理由がやっとわかりました。
へんだなぁと思うことを普通に「それ、へんですよ」と言ってしまうあやうさは、
とてもとてもきわどいものなんだ。
(今ごろ気づくなんてワタシほんとにバカですね。)
前半で記者二人が演じる葛藤はまさにそれなんだ。
「で?」
門脇さんを冷たく切り捨てる記者・種元は「社会のカラクリ」を充分に知った“大人”
であり、それに抵抗を試みる門脇さんはそれまでの“斉藤英二郎”であり、
ヘンなことにヘンだと言わずにはいられないが為にあいつは“子供”だと陰口を叩かれるこども…
門脇さんの声だけがむなしく庭園に響く。
・幸福か不幸かわかんないですよ
感性。
これだけは磨けるものと生まれつきのものがある。
出血のシーンは痛ましいが(私も経験があるので…全くホルモンの状態の理由から
のものだったのですが、当時は分からないので自分は死ぬんだと思いました)
今回だけはその魂のしなやかさのほうに注目したい。
体は何でもやってしまうんだ。
体は語る。精神(こころ)のありようを。
何よりも雄弁に物語ってしまう。
心が血を流せば、体も血を流す。
・その屏風の前には。
何かこの屏風が、気になって仕方なかった。
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