『ブラックジャックによろしく』によろしく
第107話(精神科編・28)「未来は、檻の中に」

2005/01/10

皆さんこんにちは、えれです。
お久しぶりです、お元気でしたでしょうか。

えーと、実はしょっぱなからジョークなどを考えていたのですが、
やはり新年は新年らしく、(せめて一度くらいは^^;)きちんとまじめに
始めてみたいと思います。

改めまして、お元気でしたか?
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
またしばしのあいだおつきあい下さい。

さて、今号から再開、しかも今回から隔週連載ということで、
新たなところへ踏み入るのかなという感じもしますね。
これはネーム? のようなものが載っていておもしろいですな。
20pの写真はぜひカラーで見たかったです。

さて、私は休載のあいだにたまった疑問点をまとめようとか、色々考えていたのですが、
また結局手をつけぬまま再開を迎えてしまいました。
やはり最大の関心事はこのお話の着地点はどこなのか、ということですが、
それはもちろん誰もが知りたいことであるし、あせらずともじっくりこの作品と
つきあって行けばいいわけですよね。

昔私は三割の思いを届けるために百書くのだ、というようなことを言った覚えがありますが、
もしかするとそれだけ届くだけでも夢のまた夢なのかもしれません。


自戒をこめて言うことですが、
何かあった時だけ、物を考えるのは悲しいかな人の常習です。
それが改悪の方向へ動くことであればなおのこと人の(己の)身勝手さを思わずには
いられないのです。

そしてまた、自分に災いの振りかからぬことだけ考えている自分に気づくと泣けてきます。

本当に病歴と犯罪とは関係がないと主張する自信があるのなら、何があってもそう言える
筈です。
こんな告白を、あなたは怒りなく聞いてくれるでしょうか。

その中で、小沢さんが「自分のために早川さんが好きだった」と斉藤君に告げるシーンは、
何かほっとしました。
実は、大部分の人が本当は恋愛なんて自分の為にしているようなものなのかもしれません。
本当には相手はどんな人間なのか考えてもみない身勝手な思い…私もそのようなことを
たくさんしました。
そんな時の私は、恋をして希望を持って何でもできるような気になった自分が好きだった
のでした。
そこには相手は存在してるはずなのに存在していません。
そこには「自分の見たい相手」がいるだけなのです。

今もうまくできているかわかりません。
ただ、恋に限らずこのような気持ちをすべて否定するつもりは少しもありません。
どんなことも、言わばこんなところから始まるからです。


でも私は、伊勢谷先生のスカーフの下にあるものが見たくてたまらないのでした。
いや、何もないならそれでいいんですけどね。

* * *

えーと今回本当に、普段どおり楽しさを織り交ぜて(いや、いつも成功しているのかも
わからんのだけど)書くかどうか本当に悩みました。
・「先生に異議あり!」とか章タイトルをつけてね、(伊東愛子先生だいすき)。
まぁ、多分次回からはまたこのような調子が戻ってくると思います。
できれば見捨てないでやって下さいまし(^^;

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