『ブラックジャックによろしく』によろしく
第114話(精神科編・35「月夜」)

2005/04/21

・妖精の粉

私はずっと考えていました。
患者に(未遂も含めて)死なれたことのある精神科医の先生はどのくらいいるのだろうかと。
それは残酷な問いでした。
けれど精神科医になった以上避けられないことでもあるのだろうなと思っていました。


そうして、もうひとつ、思っていました。
妖精なんかいなくていいんじゃないのって。
あなたがいて、私が生きているのだから、そんなものいなくてもそれで十分じゃないの、
あなたがいてくれるだけで十分じゃないのって、
ずっと思っていました…。

(今回は、これ以上は書けません、ごめんなさい。)

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