『ブラックジャックによろしく』によろしく
第115話(精神科編・36「自殺者の本音」)

2005/05/15

皆さん、お元気ですか? えれです(^^)/。

さて、本題に入る前に、全く関係ないお話ではあるのですが、自分にとっては
少し象徴的だと感じられるようなことがあったのでお話したいと思います。
(もちろんここには甘えに似た気持ちもありますが、)
ある日いきなり天使が夢に現れて、「神様の学校の第五クラスに受かった」と言うのです。

この第五クラスというのは文字通り成績順で、上に第一〜から第四クラスまであり、
成績としては最下位な訳なのですが、私はうれしさのあまり「きゃー!!」等と叫んで
飛んだりはねたりして大喜びしているのです。
そしてこの時全く「一生懸命頑張って早く上のクラスに行こう」などと思っていないところが
私らしかったりして…(すみません)。

変な夢だったなぁ…
まぁ、せいぜい落ちこぼれないように頑張ります(^^;

さて、どんな事情ではあれカオリさんとの再会も果たされました。
物語は進んでゆきます。

また初めて現実の事件との関連についても(本当に初めてですね)触れられました。

小沢さんは助かるのか、いえ、助かったのです。
どんなにつらい姿でも、「助かった所で意味なんかあるの」と術後ぼやくような医者でも、
小沢さんの手術を請け負って助けてくれたことには変わりありません。

「ちゃんと入院させてくれていればこんなことにはならなかったのに」

小沢さんのお母さんは言います。

でも本当にそうなのかな。
悪いのは周囲の対応で、小沢さんはただ自然のことをしただけのはず。

1.1%という数は私たちが思っているよりも遥かに多い数字です。
私は市民が3万7千人の町で生まれましたが、この中から実に407人のかたが
自然死でなく命を落とすことになります。

悲劇を避けるために守ってくれるのが病院ではなくて、
こんな悲劇が起こらないような世の中であることが先なはず。

これは何も精神障害ばかりではなくて、身体面での障害者のかたが、
健常者にとって都合よくできた世の中に身を無理して合わせるのでなく、
社会のほうがそれに合わせねばならないことと同じにも思えます。
(だってそのほうがずっとラクだもんね。)


・こころのふるえを

昔から思ってきた。何で勉強するの、なんで学校の勉強はあるの、
働くため? どうして後で役に立ちそうにないことを身につけるの?
私は授業自体はそんなに嫌いではなかったんだけど(学校はキライ)、
この答えを出すのはなかなか難しかった。

「小沢さんの生きる場所は僕が作ります」

もし生活のためだけでなく、一生懸命勉強したり、働く理由があるとしたら、
そんな場所を作るためなんだね、きっと…

戻る