『ブラックジャックによろしく』によろしく
第119話(精神科編・40「疲れた大人」)

2005/07/07

誰かバイストン・ウェルに行く道を知りませんか?
私はもう忘れてしまったのです。
もう一度だけ、行ってみたいあの場所へ。
そうしたら何かがつかめる気がするから。

皆さん、お元気ですか? えれです。(^^)

さて、また妙なことを言い出してしまいましたが、それもこれも私が劇場版
『機動戦士Zガンダム〜星を継ぐ者〜』を見ちゃったからなんですねぇ。
あの頃のこと色々思い出しちゃって大変でした。

では、今回もしばしの時間おつきあい下さい。


・涙

どんな時にも看護士さんには患者の涙を笑わないで欲しいなぁ。
私が昔入ってた病院では毎回のように泣いていたけど、誰も笑ったりしなかったよ…。


・斉藤と門脇

彼は今昔の自分を見ている。


・門脇と皆川

ああ、そういうことだったのね。
ごめんね、見直したよ皆川ちゃん。ほんと、今までごめん。



さて、物語中では確実に何かが結実しそうです。(結実する、と信じています。)

そして誰もが大切な人との絆を取り戻してくれたら、こんなにうれしいことは
ありません。

実は、『精神科編』は本当に自分にはできないと思っていました。
様々な理由があったからです。
しかし、家族の励ましや友人の皆さんの助けが私をここまで連れてきてくれました。

何かを始めるには、到着点や着地点を目指すのが必要です。

目指すって、何処を?
それが私のとまどいと疑問でした。

右に荒野、左に豊穣の大地。
私は真ん中を歩いている。
どちらに行ったらいいのか知っているのに、ここから離れたくない。

なぜここまで来て捨てたくないのか、苦しみを。
まるで苦しむのを喜んでいるみたいだ。
だって生きるって、苦しみそのものでしょう?

自分の叫び声が、聞こえました。
私の全ては人生というものに奪い尽くされ、虚しさだけがこみあげて、
けれど旅人は、決して道では休まない。

そして…

師よ。こう呼ぶことをお許し下さい。
あなたはいつか私に自分たちは先生と生徒ではないと言った。
でももしも“魂の徒弟制度”というものがあるのなら、あなたは間違いなく私の師なのです。
これらで書いたものは確かにわたしの作品ですが、わたしはあなたの作品です。

ここに来るまで、この一つの到達点を見るまで、何度あなたの力を借りたいと思ったことでしょう。
私の心は弱かった。
助けが必要だった。
けれど私はナグネの道を選びました。
わたしのやったことを、あなたなしで耐えたこの月日を、褒めてくれますか?、師よ。


旅人は、休まない。
私も、止まらない。
だって生きるって、喜びそのものでしょう?

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