『新・ブラックジャックによろしく』によろしく
第6話(泌尿器科編・6「それぞれの闘い」)

2007/02/27

「不安です 不満です」

皆さんこんにちは、えれです。お元気でしたか?
さて、上述したのはエレクトリックギュインズの『さくらの唄』という曲の
歌詞の冒頭です。
最近「ブラックジャックによろしく」を読むと自然とこの曲が頭をまわるように
なってしまいました。(いや、本当なんだって)

安達哲氏の漫画「さくらの唄」には以下のような科白があると聞きます。
(聞きます、というのは私が勇気がなくてこの作品は文庫版の上しか読んだことがない
からですが)

「愛だな…愛をつかんだやつが 一番強いんだ」。

私には、この物語の主人公たち、斉藤くんも赤城さんも皆川さんも、愛がどこかにあると
心のどこかでは信じながらそれがつかめないでもがいているように見えます。

それでは、またほんのちょっとだけおつきあい下さい。。


・一日が明けて

「私のやりたい事って何…?」

皆川さんの問いかけは偶然にも赤城さんのものと同じものでした。

「決断しなきゃ」
でも、無理にでも?


・「普通になりたい」

この科白には言葉がありません。
かつて私も同じように思っていました、普通になりたい、みんなと同じようになりたいって。
自分がいかに恵まれているか知らずに。
この痛切な叫びは…何よりも重いものだと思います。

私たちには選ぶ権利がある、でも赤城さんにはそれがないのです。

そして斉藤くんを待っていた赤城さん。
この夜は長くなるのか、それとも…

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