『新・ブラックジャックによろしく』によろしく
第7話(移植編・7「北の街」)

2007/03/06

今日家族に「今回は書けますか?」と聞かれて
正直に「書けません!」と答えました、えれです。
皆さんお元気でしたか? わたしは元気です(^^)。

さて、わたしはうつがもっともひどかった時、TVも新聞も見られなかったので
首相が変わったのも知らずにいました。そのせいで宇和島の病気腎移植の話も
最近やっと知った次第です。この件の是非はまだ自分の中で答えは出ていません。

さて、書けないとも言っていられないので今回は指に任すといたしましょう。

今回は赤城さんの少女時代が描かれる回ですね。
今回の冬の北海道の雪景色のシーンは、私にとって大変懐かしく感じられるものでした。
雪国育ちなもので…

赤城さんを部屋まで送っていった斉藤くん、赤城さんの部屋が描かれるのはこれで
二度目ですが私は彼女の部屋の様子が非常に好き。

電車の音がふたりを過去へといざなっていきます…。

「僕は多分東京には一生住まないと思います……」

ごめんなさい、私は多分一生東京にいると思います。

「忘れたいって事はつまり……忘れられていないって事でしょう…?」

少女時代の赤城さん。トイレに入り、一人分としては過多な量のみかんを食べる。
そしてじゃがいもを茹で、これも一人で食べてしまう。
体重は減り、そしてまたトイレに入る。

母親の問いかけにもうそをつき、お風呂でも水をむさぼり飲む。
そしてまたみかんを食べる…

「1型糖尿病も2型糖尿病も症状は非常に似ています。最初に現れるのは高血糖の直接作用に
関係した症状です。血糖値が160〜180mg/dLを超えると、尿中に糖が出てきます。尿中の糖の値が
さらに高くなると、腎臓が大量の糖を希釈するために余分な水分を排出します。腎臓が尿を過剰
につくるので、糖尿病の人は大量の排尿が頻繁にあります(多尿症)。過剰な排尿により異常な
のどの渇きを生じます(多渇症)。カロリーの多くが尿で失われるために体重が減ります。
その代償として、強い空腹感を感じます。」
(「メルクマニュアル医学百科家庭版」より)

多くの排尿、異常なのどの渇き、体重の減少、強い空腹感、
それらは、すべて上記の糖尿病の症状に当てはまっています。
(感想を離れて、ここらへん描き方がすごくうまいなと思った。)

まだ親にも知られていない秘密、
この痛ましい秘密を、そっとかいま見てしまったような気のする回でした。
次回が待たれます。

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