『新・ブラックジャックによろしく』によろしく
第15話(移植編・15「僕のために」)

2007/07/11

(初めに…
 皆さんこんにちは、えれです。お元気ですか?
 さて我が「『新・ブラックジャックによろしく』によろしく」も「『ブラックジャックに
 よろしく』によろしく」から数えて10万ヒットを達成しました。
 本当にありがとうございます。
 当サイトも一応簡単なログを設けていますが、一ヶ月に4人しかお客様がこなかった
 (1日に、じゃないですよ、一ヶ月です)頃と比べるとまるで夢のようです。
 これからもいっそう精進していきますので、ぜひ皆さんよろしくお願いいたします。
 それでは、参ります。)


え…えれ。当サイト管理人。 た…たいちょお。道連れの人。

た「もう終わったのかと思ってたんだけど」
え「すみません。今度はどうしてやめちゃったの、との意見を頂きまして。
  で、もし余裕がある時は変則的にこのパターン(座談会形式)を採用していけばいいかなと、
  そう思いまして。で、協力いただけないでしょうか」
た「つまり君がネタにつまったらだね」
え「…………。」
た「いやいや、いじわる言うのはよして、俺もこのマンガのファンだからそれはいつでも
  かまわないよ。それにしても『特攻の島』の続きはいつ出るのかな。俺あれ読みたい。」
え「わたしだって読みたいですよ! でも今は『ブラよろ』の話をしましょう。
  今回のサブタイトルはいいですね。“僕のために”。」
た「“医者って一体何だ…?”」
え「わたしにも分かりません。根源的な問いですね。ただわたしは医療を信じ続けている、
  それを受けたものとして。それだけですね。」
た「それはまぁ運が良かったからに過ぎないかもしれないよ?」
え「でも、一事が万事ということはやはりあるんですね。初めて出会った医師が素晴らしかった
  から……そういう動機で医療を志すひともいるかと思うんです。逆にその反対で
  医者ってどうしてこういうやつらなんだ!? 医者の世界に飛び込んでみてやる!!
  と言って医師の世界に踏み込んだ知り合いもいますけどね」
た「盲目的に全幅の信頼を寄せるのは危険だよ」
え「でもわたしはその時の信頼と言うかきずなを大事にしていきたいんですね。そこがわたしの
  軸です。」
た「そうか、わかった。それは尊重していこう。でも俺には俺の言い分がある。あくまで中立
  でありたい。そこは忘れないでね」
え「はい、わかりました。さて、深夜に電話をしていますが。この相手って…誰なんでしょう?
 “あのひと”」
た「俺には分かるような気がするけど、まあ言わない。」
え「お母さん…でいいんですよねえ?」
た「だから今は言わないって次、次」
え「じゃあ、えーと次に透析の現実が描写されますが…ううん」
た「何?」
え「これは氷食症です。」
た「氷食症?」
え「非栄養物質を強迫的に食べたくなる病気です。断定はできませんが近頃は精神疾患との
  関連も疑われています。つまり赤城さんは相当追いつめられていると考えていいのでは
  ないでしょうか。」
た「そういう症状も勃発しているのか……」
え「そしてまた斉藤くんが行っちゃいますけど」
た「俺の今週の一枚はこれ。「赤城さんじゃないとダメなんです…」の次のコマ」
え「シャープですね。」
た「この眼のそらさなさがいい。表情、カオだけで全部表している。それにしても、
  前にえれの言った通りだね、99人がYESと言ってもただ1人がそうでなければ…?」
え「右へは行けない、です。」
た「あの時俺はどういう意味で書いてるのか実はわかんなかったんだけど…。」
え「いや、書いてるほうもわからないですよ。ただあれは自分として正直な気持ちだなって思って、
  そこの譲れなさなんですよね、多分斉藤くんは。」
た「そしてついに“僕のために”と言ってしまう。見栄や虚飾を取り払えば、というか
  取り払えと言われ続けてきたようなもんだけど、そこに主張が落ち着く。
  これでは誰もケチはつけられない」
え「そうして赤城さんは死にたくないって思ってしまう…“君のために”」
た「君の今月の一枚当てようか」
え「えー、なんです?」
た「最終ページの上のコマ」
え「うーん、バレた……。」

2007,10,july

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