『新・ブラックジャックによろしく』によろしく
第22話(移植編・23「技術と幸せ」)

2007/12/18

え…えれ。当サイト管理人。 た…たいちょお。道連れの人。

た「えーと久しぶりの『ブラよろ』だけれどもどうお? 感想として」
え「いや、わたしは素直に載っていることが嬉しかったです。ああ、
  やっと読めるって。」
た「随分待たされたもんな。で、今回宿題と言うのがあって、ちょうど
  今回の初ページに出ているけれども…」
え「はい、この話のポイントはここじゃない、と前回話しながら肝心のそのポイントは
  どこなんだという話ですね(笑)。で…」
た「「手術が終わったらもう君とは会わないね…だってそれまでのわたしはそこで
  いなくなってしまうから…君に会いたいと思っても、会いに行く“私”が
  いないから…」 ここがえれの考えるポイントだと思うわけね」
え「はい。」
た「俺にはどうしてもここの意味が良くつかめないんだけど」
え「うーん、それはこういうことじゃないかと思うんですね。
  相手にとっての自分の時間は終わり、自分にとっての相手の時間も終わる、
  そういうことじゃないかと。大抵医者と患者の関係はこんなものなではないでしょうか」
た「うーん、まだ納得が行かない…」
え「なんというか、非常に飲み込める話なんです、私には。それはわたしが何度も
  引っ張り出している精神科のカウンセリングに根ざしていることかもしれませんが」
た「うん…まだ俺はこれは保留にしたいね」
え「どうぞどうぞ(笑)」
た「で、ついに近藤夫さんとの対面がかなったけれど」
え「そうですね、もうメモを落とすところから確信犯だったと言えるわけですね」
た「俺は気づいてたよ」
え「うっ」
た「それで、今回の俺のひとコマは7P目の赤城さんの「はい…」というセリフのコマにしたい。」
え「それなら、わたしは22Pの注射器のシーンですね。自分自身非常に血に弱いというかところが
  あるので。こういうシーンはかえってぐっと来ますね」
た「それにしても周りの検査医師たちは鷹揚というか斉藤に好意的だね」
え「そうですね、今のところ反発や噂は出ていません。相手が全くの他人だということが知れて
  いないんでしょうか?」
た「これからついに倫理委員会に突入していく訳だけど、どうかねー、近藤・斉藤サイドに勝ち目は
  あるのか。」
え「実際倫理委員会が始まったら当然皆川ちゃんも無関係ではいられなくなる訳で、具体的に
  言うと彼女の面目が丸つぶれになる…しかし斉藤くんは研修医の身で検査入院なんかして
  いいんでしょうか?」
た「それはこれからあきらかになっていくだろう。まずは「始まってしまった」これだね。
  じゃあ、他に気になることは。」
え「はい、もうひとつ気になったシーンで赤城さんが「私はね…病気だから私なの…」というシーンが
  あるんですが、これは全く自分でも思っていたことで、わたしはうつ病ですけれども実はもう
  完治は望んでいない。この病気と一生付き合っていく覚悟を決めています。神様は、何の理由を
  もってかわたしにこの病気を賜った。その意味を確認しながら生きていきたいんです」
た「もう治らなくていい?」
え「はい」
た「…そう言われるとこちらは複雑だけれど…」
え「迷惑ばかりかけていることは分かってます。」
た「えれがいいんならいいよ。その代わり、無理はしないでね。」
え「はい。わたしは敗北は、しませんよ(笑)。」
た「それにしても、赤城さんは移植後も斉藤との関係を絶ってほしくはないね。斉藤もそれを望んでいる
  ふしがあるし…」
え「さぁどうでしょう。すべてはこれからですね。」
た「では、また次回まで」
え「お疲れさまでした(笑)」

2007,12,17

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