人参で満足

2000/01/19

とにかくすごく寒い。
思わずウォームレットの温度を一度あげた。
こんな日にはお風呂だ、入浴だという訳で、私はよく効くと評判の
クナイプのバスソルトを買いに行くと決めた。

#ドイツ製(多分)の入浴剤のようなものです(^^;
薬効があり、お風呂に入れて使います。

ところが、ない、ない、近所のスーパーチェーンYにはないのだった。
これはPやNに行けばあるというものでもないだろう。
仕方ない、クナイプはドラッグストアにでも行った時に探すとして、
何か似た感じのものは・・・スーパーらしくバスクリンなどが一通り
並んでいるが、やはりこう薬っぽいものが欲しい。寒いんだから!
そうしてようやく見つけたのが、「あったかんぽ」という商品だった。
(注・かんぽと漢方をかけているらしい。)

きちんと薬湯と銘打ってある。
1,000円以下で13袋入りというのもかなりお買い得だ。
だがクナイプは確かリンデンバウム(菩提樹)とか杜松(ねず)とか
かなりそれっぽくオシャレなラインナップだったはず。
だが手にしたそれは高麗人参・しそ・ドクダミ・にんにく(!)・・・。
・・・・・・。

私はしばし考えた。
何か欲しいものがあった時、その当の物がなくて、似てはいるけれど
少しずれている商品を買ってしまうことは、社会的には何と言う現象
なのかは分からないが、よくある、そして必ずと言っていいほど失敗
する光景だ。
例えばうまくイメージを伝えられないあまりに、親に欲しかったのと
微妙に異なるテイストのおもちゃを買ってこられ、
「これだって可愛いでしょ(困)」
「ちがう〜〜(泣)」
と泣き叫ぶとかに始まって、本当は○○のボーダーシャツが欲しかったのに
間に合わせで適当な店で買ってしまい、みんなみたいにおしゃれでないのは
何故?でも捨てられもせで泣く、とかおばあちゃんからのプレゼントのプラダ
には”プランダ”と書いてある、とか(爆)、この手の悲劇には限りがない。

このように、真と贋との間には暗くて深い河があり、人は幾多のバッタもん
と生きることを余儀なくされる・・・。
The long and winding road.
あなた(本物)にたどり着くまでの、長く曲がりくねった道!!

また繰り返すのか、あの悪夢を!?
でも今日はどうしてもあったかいお風呂に入りたい・・・。
ええい買った!
私は自転車飛ばして家に帰った。
お風呂にお湯を溜める。
箱には一回分づつぎっしり詰まっていたが、にんにくは匂いの
面にいまいち不安を覚え、今日は高麗人参にしてみる。
色は乳白色、香りはなかなかクリーミィ、悪くない・・・。


えーと(^^;
結論から申しますとなかなか良かったです。
つーか大満足でした。
こうしている今も体がほっかほかにあったかくて、
頭がぽーっとさえします。
もちろんクナイプも使ってみたいと思っていますが、
高麗人参でけっこう満足な私なのでした。

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