その人は、ギター一本持って現れた、のです。

2000/01/31

(えーと、以下は1月29日土曜日 午後3時より東海ラジオ「天野良春ショー」
「ザ・特集」内で放送された、下田逸郎ライブの内容です。
放送が録音できなかったため、詳細な内容でなく、はしょっている部分、
記憶違いな部分、そこが知りたいのに書いてないの、な部分等ありますが、
ご容赦ください。
それから逸郎さんは中で大変楽しいおしゃべりをたくさんされましたが、
間違って伝える部分があると困るので、記憶が正確でない部分は書くのを
控えました。
生放送なので途中三度ほどCMが入り、番組パーソナリティーの天野さん、
田野さんはポイントポイントで乱入(じゃないけど(^^; )。
招待は50組、約100人弱の観客が客席を埋めました。
基本的には逸郎さんと客席との一対一のスタイルです。)

さて、下田逸郎さんのライブに行ってきたよ、なんであります。
日差しはあれどまだまだ寒い1月の空の下、サーモキャッチバルキータイツで
防寒ばっちりな私とSAME(注:SAMEはタイツはいてないです)。
しかし到着した土曜日の午後の東海ラジオ前は、控えめな、しかし
消しようのない熱気に包まれていたのであります。

ですが(もう知ってるとは思うけど)妄想的心配症の私は、
”この列が別の列だったら・・・”などという不安で頭を悩ませていた
のであります。
だって前の方にいる中学生ぐらいの女の子二人組は・・・逸郎さんが好き
なのか?なんて渋い趣味なんだ、でもこの謎は後で解けた。

受け付けが始まって、一同ぞろぞろと中へ。
ラジオ局の中があまりに普通のビルなのでびっくりする。
(ところで、スタッフの方々は説明やトイレの案内に立っていた方まで、
土曜もお勤めで本当にお疲れ様です m(_ _)m  )

普通のオフィスを突っ切って、可愛らしいスタジオへ・・・
客席がパイプ椅子なら壇上もパイプ椅子である、やるなぁ東海ラジオ。

早めについたのが功を奏してか、前から三列目の真ん中に陣取ることが
できた。
やはり女性客が多い、中でも昔からのファン、という風情の女性が多く、
友人同士、あるいはご夫婦という二人連れもあるみたいだ。
(客層の中では私たちは若い方だったようです。)

場内での注意などがあって、五分前にいよいよ番組パーソナリティーの
天野良春さん、田野綾子さん登場。わー、という感じ。さすが存在感が違う。
初めて見たんだけど・・・だってラジオ聞かないから・・・ごめんなさい(^^;
天野さんが気分をほぐすように局内の説明などしてくれる。いい人だなぁ。

三時が近づく。壇上の譜面台、マイク、嫌が応にも期待が高まる中、
そうして・・・逸郎さんが現れた。ギター一本持って。

逸郎さんはグレーのシャツにトレードマークになっている”まげ”、
HPで見た時は分からなかったまげ、私の持っているCDジャケットの
長髪の頃とは違うけど、でも確かに逸郎さんだ。

この時間は自由に使ってください、という天野さんの言葉に、
自由は難しいですね、と返す逸郎さん。

最初に演じられた新曲はまだ聞いたことがなかったが、逸郎さんの物凄い
存在感と、古参のファンの方々が醸し出す安心感のせいで、夢中で拍手を
送ってしまう。
そして次がいきなり「セクシィ」だった。私は・・・
恥ずかしいけど涙をぬぐってしまった。

突然話し出し、歌う逸郎さん。でも誰もがみなそれに聴きいっている。
途中前の方の女性客に気楽に話を振り、観客の笑いを引き出す逸郎さん、
歌い終るとテーブルのコップに手を伸ばし喉を潤す逸郎さん、もう
ステージングは自由自在です。

天野さんが要所要所で説明してくれるプロフィールに答えてさりげなく
言葉を足す、デビュー年は私の生まれた年です、はい・・・あえて
秘しますが(^^; エジプトへ行ってた話、作詞をやったら儲かってしまった
ので漁師をやったり養豚をやったりしたけど、やっぱり歌が自分の中での
第一次産業と思うに至ったこと、でもCMのお陰で(マックスファクター)
また金が入ってきて、オレ危ないなぁ、と笑っている。
(私はこの話で安定した収入さえ確保できれば朝から風呂入ってても
何も言われないのよねぇ(いや別にフロにばかりこだわっている訳じゃ
ないけれども)それも一つの道だな、と思いました。)

そして逸郎さんとにかく眼光が鋭い。コップなんか見たら割れちゃうんじゃ
ないかと思った。私もぜひあんな風になりたいものだと思う。くわっ。

途中ファンの方からファックスが入る。
せっかく当ったのにご主人がどうしても仕事で、中学生の娘さんに
お友達と行ってもらったとのこと。(それでか〜 娘さんと一緒に
来ればよかったのにね、)すかさずお嬢さんがたにマイクを向ける天野さん。
逸郎さんのことは「面白いおじさんだなと思った」だって(^o^)

ファンの方からの質問
「ニューヨークでのストリートライブは何語だったんですか?」
「日本語です。”うたことば”というのは共通だから」

「これからも私たちも聴ける大人の唄を歌ってください」
ファンからのエールにうなづく逸郎さん。

オーストラリア在住で、ライブのたびにすれ違い、故郷に帰省中だから
今日来れたという方がいた、本当に良かったですね!(^^)

女の人を追いかけるのも、世界を回るのも終った、これから追いかけるのは
自分、と話す逸郎さん、五十歳過ぎたらラクになれるんでしょうか、とそれが
一番知りたかった。

最後の曲は「踊り子」だった。もうこれは外せないということなのでしょう。

どんな風に放送されてたのかなぁ。東海ラジオではこれからこんな風に
月一でライブやるって、楽しみですね。

ああもう私、歌手は高野君と千里君と逸郎さんさえいればもう
いいです(あと「ふきのとう」と)。

たった一時間、一時間だけだったけど、大満足だったライブ、
そうして私とSAMEはラーメン屋でライブの感動を噛み締めるのでした。
「という訳でお兄さん、塩ラーメンにコーンバター入れて!!(^^)」

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