おくさまは18歳

2000/04/06

実は、今週から岡崎友紀主演の「おくさまは18歳」の再放送が
始まり、永久保存版を作るべく毎日録画にいそしんでいる。
もはや内容を説明するまでもないほどの超有名作品であるが、
原作は本村三四子の漫画、元々の舞台は外国だった。
(と、こんなことは後で大人になって知ったのですね^^;)

18歳の飛鳥(あすか・岡崎友紀)は「病気のお婆ちゃんを安心させるため」(???)
若き高校教師高木哲也(石立鉄男)と結婚、めでたく新婚生活を始めるのだが、
飛鳥が生徒として哲也の赴任先の北辰学園に通うことになった為、二人の関係は
園長先生以外には絶対の秘密、(もうここからしてすでに無茶だと思うのだが……)
事情を知らない周囲の人々によって二人をめぐる恋のさやあてと、バレるバレない
のドタバタ劇が繰り返されるのであった。

当時岡崎友紀さんは人気絶頂だったから、私も彼女主演のドラマは夢中で見ていた。
正直に言うと大人になったら岡崎友紀ちゃんになりたいと思っていた。
(岡崎さんのように〜ではなくて彼女そのものになりたい、なれると思っていたのです^^;)
だが実はここで疑問が生じるのが「おくさまは18歳」はこれに続く「18歳シリーズ」
の第一作で、放送開始は私が二歳の時ということである。

人間の記憶がいつくらいから始まるかという話題になるといつも引き合いに出して
しまうのだが、私より一つ年上の友人は三才時に起きた三島由紀夫の割腹事件の事
をぼんやり覚えているという。そうすると、私も最初からはっきり意識して見てい
た訳ではなく、意識し出したとしたら途中から、また、のちの彼女の他の主演作に
ついての記憶が混じってしまっている方が大きいかも知れない。
他の作品としては、タイトルは不明なのだが、本当は「しずか」という名前なのに
どじで騒動ばかり起こすためにオフィスの女性社長からいつも「にぎやか!(怒)」
と呼ばれる(お馴染み冨士真奈美さん共演)のとかが好きで記憶に残ってます。

しかし、今回改めて見て色々思うのは、ハンサムで女生徒からの人気絶大な先生役が
なぜ石立鉄男なのか、とか全くストーリーに関わりのないこと。(味があるいい顔、
とは言ってもあれは美男とは言わないのではないかと思って…な〜んて、私は子供の頃
石立鉄男さんが大好きで、やっぱりこれも彼の主演作はほとんど見ていた。「パパと呼
ばないで」とか「気になる嫁さん」なんてこれも懐かしいね、榊原るみさんでしたか、
あと恋人が外国に行ってしまって結局下宿先の娘の大原麗子とくっつく(私は大原麗子
さんの方がいいと思っていたので嬉しかったけど、ああ話がずれるずれる)とかね、
ほとんどTV界初恋の人と言っても過言ではないほど。もちろん漫画界初恋の人、とか
アニメ界初恋の人とかもたくさんいるんだけどね、うわぁ(^^; )

そのハンサムな先生とは対照的にどじな三枚目役の先生として寺尾聰が出てくるんだけど、
どちらもあまり変わりなく見えてしまう。
そしてメークも髪型もキャバレーに座ってた方がいいんじゃないかというような年齢不肖
の女生徒たち、あとはあんな手抜きの部活動でいいのかとか、二人の新居の飾り付けなど
キッチュで新鮮に可愛いと思える面もあるが、寝室の内装が映るたびぎょっとしてしまう。
(可愛いんですけどね、レトロにファンシーで^_^;)

今日なんか寺尾聰が「古来日本には押しかけ女房という風習があり…」などとすました顔
で言っていた。何真面目に大嘘ついてんだ。寺尾先生はどうやら生物などの受け持ちらしい
が(歴史の教師なのが石立鉄男)日本には本当にそんな史実があるのか(言葉もあるくらい
だし…)思わず信じそうになってしまう。

それと子供の頃には生まれなかった疑問が(当たり前か)頭をもたげ、どうにも悩んでいる。
だってこの二人、”きっす”もおでこにちゅっ、くらいだし、うーんとあの……
それともこれって最終回で赤ちゃんができるとかそういう話でした?(・_・ 諸姉諸兄。

それにしても、この二人が関係を表明していない事で周りの全員が振り回されているのだから、
よく考えると迷惑な話だなぁ(^^;
よくこれで一年も話がもつなとも思うけど、少なくとも今とは違うのんびり感が過去は漂って
いたのは確かでしょうね。

(ところでこの放送が終った後、続いて18歳シリーズが全部再放送されるのかは
分からない(^^;
そんなことテレビ愛知さんに電話して聞いてもいいものだろうか……)

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