私設セドリ軍団

2000/05/19

長者番付が発表されて、ふともし自分がお金持ちだったらと
考える。お金があるということは金にものを言わせて、本を
買い放題ということである。
だが裕福な夫人としての私は(多分そうなのだろうから)
毎日社交に追われて自分で古本屋に行く暇もなく、(ううっ
哀しい話だなぁ)私は私設セドリ軍団の皆さんを抱える事に
なるだろう。

彼らは大変有能なので全国各地の情報収集を怠らない。
もちろんインターネットも思いのままにぱこぱこぴー、
テレホタイムがどうこうなんてせせこましい事は言わなくて
すむので(なんたって金持ちだから)専用回線に常時接続、
目利きの彼らはオークションでいい出物があると速やかに
連絡をくれるだろう。
(もちろん私の私用電話にである。)
「奥さま、××は今○○円となっておりますが」
「いいからジャンジャン突っ込んじゃいなさい」。
とても気分がいい。

また彼らは自ら遠地へも赴く。
そういう苦労は厭わない連中なのだ。(頼もしい)
今日は南の古本屋、明日は北で蔵を開けさせる。
だが仕事熱心な彼らはたまに強引なかけひきも行い、
まだ査定の済んでいない本を「いいからそれもよこせ」
などと言うのでたまに強盗などと誤解され、私は職務に忠実すぎた
彼らのために保釈金を支払ってやらねばならないだろう。
でも全然OKなのだ!!だってお金持ちだから。

だが何と悲しい事か、私はやはり社交が忙しく、そんなにまで
して集めてもらった本を読む暇がないのだった。
やっぱり今の方がいいのかも知れない。


昨日買った本、届いた本。
ぼーっとしてる間に結構重要なのが来ていた(^^;

YSブックセンターさんより。

・山田美根子「6月の丘」

  山田美根子名義のものが手に入ったのは初めて!
まさか買えるとは思っていなかった。

名古屋コミックスさんより。

・川崎苑子「麦子さんの時間割」@〜B

・みかみなち「上を下へのロックンロール」

・西谷祥子「ジルとMr.ライオン」

  昔西谷祥子の復刻フェアの様なものがあって、(小学生の頃)
その時に「レモンとサクランボ」だとかこの本も同時に見たんだけど、
その頃の自分の目には「すごく古くさい絵!」と見えた。
  まぁ味わいとかそのようなものが分かるようになるにはまだ時間が
かかったということなんだけれど、そのようにその頃でももう
西谷祥子という人は一時代前の人、という感覚だった。
  先だって手に入れた分を含めて、もし感想書けたら別の機会に(^^)

以下、近所の店でばらばらと。

・坂田靖子「くされ縁」

・玖保キリコ「夫とその妻」

  妻の造形がヒヨコなんだけれども、人によってそう見えたり、あるいは
見えなかったり(美人に見えたり)する所が面白い。案外現実もこんなもん
では…と思ったりする。

・わかつきめぐみ「ローズ・ガーデン」

  買わなければとは思っていたんだけど(^^;

・榎本ナリコ「センチメントの季節」BC

  この間 WOWOW でこれのドラマ化されたのを二話ぐらい見たけど、
結構よくできていたです。

* * *

「星界の戦旗」を見ながらやっている。
声はTVから聞こえてくるのに・・・と思う。
俳優さんなどこういうお仕事の方は皆そうですが・・・。

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