あれが噂の…

2000/10/03

チャイニーズ…
ブルーサファイア…
ゴールデン…

えれです。

NHKの衛星第二で「シャーロック・ホームズの冒険」
が再放送されていると分ったので毎週見ている。
何回目なのか分からないがやっぱり見ている。
(多分今日の放送は「美しき自転車乗り」。)

英国グラナダTVの制作したこのシリーズは誰しも太鼓判を押すとおり
「原作に最も近いホームズ像」として評価が高い。
また、この作品はドクター・ワトスンを長年の「ホームズの愚鈍な引き立て役」
という誤解から解き放したことでも知られる。
本当のワトスンさんはスポーツマンでとてもカッコイイのだ。

ホームズを演じるのはジェレミー・ブレットさん。
彼は数年前に他界されている。惜しい。
ワトスンは、「最後の事件」でホームズがライヘンバッハの滝を
舞台にモリアーティ教授と死闘を演じる前と後では配役が分かれている。
前半部の若々しいワトスンをデビッド・バークさん、「帰還」からを
エドワード・ハードウィックさん(この方去年の『エリザベス』にも
出てました)が演じている。
このお二人とても似ていらっしゃるので交代がものすごくスムーズである。
(実は初めあれ?と思っても分からなかった^_^;;)

日本版のホームズの声をあてているのは俳優の露口茂さんである。
(ヤマさ〜ん!!)
NHKの海外ドラマのアテレコは俳優さんが担当することが多いので
毎回そういう楽しみもある。

実は私が子供の頃NHKの「みんなのうた」でシャーロック・ホームズ
を歌った歌があった。(いや、あったと思うんだけど…谷啓さんが歌って…)

  ステッキ片手に馬車から降りる
    あれが噂のシャーロック・ホームズ!
 
  (このあと「難問奇問怪事件…♪」と続く)

それ以後誰に聞いてもこ曲を知っているという人がいないので、
またいつも通り幻だったのかなと(いや、そんな訳はないのだが…)
少しだけ思っている。

    シャーロック・ホームズとワトソン博士
    霧のロンドン靴音高く…

(いや、ここまで覚えててマボロシってことはないですけどね^_^;

それにしてもシャーロック・ホームズの魅力とは何なのだろう?
大人になってよく見ると、(多くの方が指摘されている面ですが)
目につくのは子供なホームズと保護者的寛容精神のワトスン、である。
何しろホームズはワトスンに命令ばかりしている。
あれしろだのこれしろだの(^o^;、ピストル持って出入りについて来いだの、
ワトスンさんはあきれるばかりにこき使われているのだ。
頭は切れるかも知れないけれど全くわがまま王様のホームズ(しかもヤク中、)
なんで我々はこんな主人公が好きなのか? それこそ永遠に解けない謎だなぁ^_^;

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