漫画と小説どっちが好きかというと

2001/03/09

今日、石坂洋次郎の「だれの椅子?」というお話を読んで
いました。(まだ途中)
途中までこれは見たことがないと思っていたけど、思い出したぞ、
結婚式の場面でいきなり花婿が「私はこの人にふさわしくない!」
とか言って(普通そんなこと言うのかなぁ ^^; )
花婿不在の結婚式(おいおいおい…)をどうするかということになった時に
「じゃ、僕がなります」、とヒロインの同僚の先生が(主人公は高校の先生)
言って、出席者全員そのまま花婿が交代した結婚式を執り行うという話。
確か石原裕次郎がその男の先生で…
案外こういう方がうまくいくのかもねと思ったりして(^_^)
皆さんお元気ですか?えれです。

さて、こんなHPをやっていて言うのもなんなのですが
(まぁ大したことやっている訳ではないしコメント部分も
ちっとも増えないですけど(^^; )
漫画と小説どちらが好きかと聞かれたら、わずかながらに
小説の方に軍配があがる気がします。
本当にわずかなんですけどね。
(手塚治虫先生はかつて漫画は本妻でアニメは愛人だと
おっしゃいましたが、それにならって言うなら小説が本妻で
漫画が愛人というところかなぁ(^^; )

それはほとんどヒヨコが一番最初に何を見たかのレベルの
話なのですが、小説というジャンルはやはり自分にとっては
すべての祖(おや)という気がするのです。
「初めに活字ありき、」と。

もちろん、これはいつも当てはまる話ではありません。
欧米では散文より詩の地位の方がずっと上だそうですし、
(これは外国語が韻を踏むのが難しいからなのかなー?(・_・))
漫画を志す人にとっては漫画が、映画を作る人にとっては
映画こそが総合芸術でしょう。

本当にどうして、ただ紙と鉛筆があれば始まることもできる、
最も粗野で最も簡素なジャンルが人を惹きつけることがあるので
しょうか?

ただ、映像も音もない世界だからこそ、小説にしかできないことが
あるような気がするんです。

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