な、欲しがりたまいそ

2001/05/09

つい最近まで、うちの冷蔵庫には、新聞から切り抜いた
どこかのお坊さんが言ったという
「物、な、欲しがりたまいそ。捨つるが○○なるに」
(この○○がどうしても思い出せない)
という格言が貼ってあった。
最近までと言うのは気がつくとどこかへ飛んで行って
しまっていたからで、どうやら格言にも見放されたらしい。

意味はつまり「物をむやみと欲しがってはいけない、なぜ
なら捨てるのが難しいからだ」ということなんだけれども、
これは的を得ていますね〜
何しろ世の中には「捨てる!技術」が要るくらいなんだから
物を捨てる時の罪悪感・執着、その心理的障壁の高さたるや
富士山より高い。
元からそんな悩ましさを引き起こす物そのものがなければ
万事めでたしという訳だ。

で、このような格言を貼っていた効果はあったか。
いつのまにか無くなっちゃってるんだから推して知るべしですが(^^;
購入前に少しは立ち止まるくせはついたと思う…
例え実用品ではなくても生活にはうるおいというものも必要なので
それらのものは十分納得した上で買った。
できるだけセコハンを探し、自分のもそちらに流した。
だが相変わらずタンスはしまらないし衣替えのこの季節には
青い顔で部屋をうろつき心配される始末。
生活がスリムになるのは一体いつの日か…?
もう随分色んな面でシンプルにしたと思ってるんですけどね…?

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