ロシュフォールの恋人たち

2001/05/12

来るかな〜と思っていた本が届きませんでした。
でも今日も元気に注文です(^^;
お元気ですか?えれです。

ここ数年のことなんですが、某クルマのCMで私の大好きな、
もうこの世で一番くらいに好きな映画「ロシュフォールの恋人たち」
( Les Demoiselles de Rochefort 監督ジャック・ドゥミ 
カトリーヌ・ドヌーブ フランソワーズ・ドルレアック 1965年フランス)
の中の曲が使われてて、それもかなり長い間アレンジを変えながら
使われていて、少しうれしいです(^_^)。

「町から町へ」という軽快な曲で皆さんも聴けば「あれのことか」と
思われると思うのですが、ヒロインの双子姉妹ソランジュとデルフィヌ
(作中では双子だが現実にも姉妹のドルレアックとドヌーブが演じた。
ドルレアックはこの作品の直後急死。T_T)が恋や未来への憧れをこめて
歌う「双子姉妹の歌」がメインテーマなら、巡業のキャラバンをして町から
町へと渡り歩く二人組(ジョージ・チャキリスが招かれてやっています。
もう一人のナポレオン・ソロ似の人のことは知らんが…)のこちらの曲は、
自由への賛歌を歌って作品のもう一方のテーマを表す重要なナンバーです。

私は体調が優れない時や疲れたり落ち込んだりした時、この映画のビデオ
(かサントラ)を流しっぱなしにしておきます。
ビデオの帯に書いてある通り、これは生きるのが楽しくなる映画、
いつのまにか元気回復、泣いては生きられないなと思います。
(今回はこれを書くために見直したんであって今落ち込んでる訳じゃ
ないですよ^^;)

この映画のことは話し出すときりがないので、いつかきちんと映画の
コーナーで書けるといいなー思っています。
が、実は人に薦めにくい映画でもあるんだよねー、それはこれがミュージカル
だから。ミュージカルだめっていう人多いよね!(^^; 
それとフランス製ミュージカルということでそういう面の考え方の違いを
克服しなければならない面もあるだろうし(歌はみんな吹き替えだしねぇ…
姉妹のおっ母さん役のダニエル・ダリュウ以外は。まぁアメリカ人のジョージ
・チャキリスやジーン・ケリー(この人も招かれて出てるんですねー)が
フランス語の歌をろうろうと歌えたらおかしいんではあるが)
バイクのスタントもズルだし^^;そういう面割り切りがすごいぞドゥミ監督。





だけどジャック・ドゥミという人は子供をすごく大事に思ってるんだなー
と分かるところがあって、随所に子供がいますし、子供を連れたお母さんが
踊るシーンは、ほんのささやかなのですけどすごくいいなと思います。

一応この「ロシュフォールの恋人たち」とドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」
そして「ローラ」は三部作となっているんですよ(^_^)
(と言いつつ他の二つはまだみてないんですが・汗)

先ほどお話したようにドヌーブとドルレアックは実の姉妹、二人は早くから
映画界に入った為、この映画に出演することは失われた思春期を一緒に生き
直すようでとっても楽しかったんだそうだ。

ロシュフォールの町はこの映画の撮影のため市街や道路の色を塗り直したという。
今も映画のままなのだろうか、もし違っていても、一度行ってみたいな、
ロシュフォールに(^_^)。

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