オカマ一杯の涙

2001/05/14

皆さんお元気ですか?えれです。

日曜日、「アタック・ナンバーハーフ」という映画を見てきました。
96年、タイ国体に旋風を巻き起こした実在のバレーボールチーム
「サトリーレック(鋼鉄の淑女)」をモデルとした物語です。
(かなり実話に忠実だそうです。)

実力はあるのにゲイだということでチームに入れてもらえない
オカマのモン。友人のジュンと共に彼らを認めてくれる監督に
出会うが彼女はオナベだった。
しかし女性監督の下でオカマと共に戦うことを嫌った他選手たち
はチームを去り、困った彼らは友人を誘って前代未聞の「メンバー
ほとんどがオカマ」という混成チームを結成する。
チームは地区大会でめきめきと頭角を現しついに国体へのキップを
手にするが、同時に彼らを快く思わない人々による圧力もかかり
はじめていた。
果たしてサトリーレックは国体委員会のあからさまな妨害や周囲の
差別偏見にめげず決勝に進めるのか?

もうゴーっというか、メラメラという音が後ろから聞こえてきそう
でしょ(^^;
選手のオカマたちは(うち、スター選手たちが去った後にもチームに
残ったストレートの男性が一人)みな超個性的で、選手集めのところ
なんか「七人の侍」的なイメージも漂わせ、化粧をしないと戦意が喪失
(これは私にもよく分かりますね^_^;)など、見所も盛りだくさんです。
そしてチームをまとめる女性監督の存在が全体を引き締めています。
特にクライマックス、大会委員長のセクハラ親父に対して言う彼女の
セリフは「こういう言葉を待っていた」と思わせ感涙必至。

96年当時、この話題をニュース等で聞いたという覚えはないのですが、
タイはこんなに熱かったんですね!
こういう映画は小さいうちから学校などでどんどん見せるべきだよ。
もしご機会がありましたらぜひ見てみてね。
見た人にはオカマ一杯分の涙をお約束します。(大げさかな^^;)

エンドロール、モデルとなった実物の選手たちの姿が映し出されるん
ですが、みんなやっぱりきれいでした(^^)





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