濁った頭で思い出す事
2001/10/10
皆さんお元気ですか?えれです。
う〜ん、どうも調子が上がっていかないです…。
よく同人誌のあとがきなんか読んでいると、(…と言っても、私は同人誌
文化−そんなものがあるのだとしたら…−に触れるようになったのはごく
最近のことで、話を普遍化してもいいのかどうか分からないけれど…)
本が出るのが後れた理由をああとかこうとか言ってはいても、結局どうして
後れたのかはさっぱり分からない、色々とあるんです、という感じ、
あれに似てますね(^^;
米軍の空爆が始まった日、私は北海道フェスタで札幌ラーメンを食べてました。
最近なぜかよく思い出すのは、父親につきあいで見せられていた新日本プロレス
の中継です。馬場さんなんかが冷遇されて前座にまわされていた(馬場さんは
全日本だったから?よく分からない)頃の話です。
タイガー・ジェット・シンというヒール(悪役)がいました。
サーベルを持ち頭にターバンを巻きとがった靴(アラビアン・ナイトのような)
で登場してました。
もちろんサーベルなんか試合に使ったら反則です、これは威嚇に使います、
(持ち込むこと自体ヤバイとは思うけど)。
ジェット・シンはよくそのとがった靴で相手の股間を蹴ってました。
シンは退場になりましたが蹴られたほうも退場してました。
後に、英語の授業で「ジェット・シン」というキャラクターが登場する
リーダーをやりました。(余談ですが女子が圧倒的のクラスで、その中でも
肩を震わせている人は幼い頃兄さんや父親につきあわされてプロレス中継
を見ていたクチです。)それはまさにアメリカに勉強に来たジェット・シンが
バイト先で数々の差別や嫌がらせにあう、という内容でした。
プロレスはファイトで、みんなで楽しむ物で、その中にはショー的な要素も
あることもあって(遊びやゆとりが面白くすることもある)、もしかしたら
ジェット・シンもファイトの時だけああいう格好をするだけの別の国の人
だったのかも知れません。(第一私はイスラム・アラビア文化の詳しい区別も
つかないし(ーー; )
ただシンのような人が悪役として簡単に成立してしまうということは、
自分のよく知らない異文化に接する時の人間の態度というものを思わせて、
複雑な気分になるのです。
戻る