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タイトルブラック・ジャックM
著者手塚治虫
出版社秋田書店
コミックス秋田文庫
初版発行日H8/10/10
版刷63
サイズ文庫
ジャンルコミック
コメント 「この中のこれ!」

 『かりそめの愛を』…

 ファンの誰もが見たかった?(のだろうか?)ブラック・ジャックが成り行きとはいえ華燭の典を挙げるという一遍。この趣向が楽しい。
 余命いくばくもないと宣告されたヒロイン、ミチルは真似事でいいから結婚式を挙げ花嫁姿になりたいと望む。その花婿役に選ばれたのがブラック・ジャック。しかしBJの驚異的手術の結果死を免れたミチルは彼に本気で想いを寄せるようになる。この告白を聞いた後のBJのセリフがよい。
「ほんとうの結婚ほんとうの相手 そして本当の恋愛が待ってるよきみには」
 BJのクールさはほんの一時の感情のすり替えさえ許さないのである。
 ところでBJの花婿姿はなかなか決まっている。そしてこの回登場するミチルの主治医は“ブラック・クイーン”桑田(鈴木)このみ女史であろうか。そうならば作中の冷静さも外部のBJに応援を頼んだ経緯もうなずけるのだが。(しかも式にちゃんと参列してます、この人。^^;)
〔2005.2〕
持ち主えれ
画像
なし