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タイトルブラックジャックによろしくF
著者佐藤秀峰
出版社講談社
コミックスモーニングKC
初版発行日2003/11/20
版刷1
サイズB6
ジャンルコミック
コメント さて、「ブラックジャックによろしく」第7巻です。がん医療編としては第三部に当たります。表のコーナーで言いたいことはほとんど言ってしまっているので(いや、いつからこっちが裏になったんだ??^_^;)もう改めてつけ加えることなどないのかもしれませんが、ちょっとだけ裏話的なことも交えながらお話させて下さいね。
 なお、もしよろしければ、長いですが、本文(拙「『ブラックジャックによろしく』によろしく」)もご参照下さい。また、その際は、単行本未収録部分についての記述もありますので、まだそちらをご覧になっていないかたはどうかお気をつけ下さい。

 まず、「第65話 真実の告知」の感想で物理の授業の思い出話などをしていますが、これは大変誤解をまねきかねなかったと反省してるんですが私が物理が大得意だったとかいう訳では全然なくて、ただ単に授業中その話しか覚えていなかったということです(^^;。

 また、「第66話 正直さの代償」では斉藤くんのシャツの話などしていますが私も大変物持ちはいいほうで(ケチとも言う ^^;)6年もののシャツなんてザラです。そのうえ古着マニアなので多分自分より長生きしてるお洋服まで好んで買ってます。(それに大体シャツのことを言う前に斉藤君はいつも同じネクタイをしているではないか、カラー表紙でまで…。)

 さて、初期の頃私がこの作品に特に感じていたことの一つに、その無情なまでの「身体感」がありました。
 何か見ているこっちまで痛いというかね、身体に対するあまりのクールさ、無情というより無慈悲、一体こんなことが描ける人はどういう人なのだろうと。これは作者のもう一つの代表作『海猿』でも際立っていますね。(この間ちょっと立ち読みしただけなんだけど…すみません、映画公開までには必ず読みます…ー_ー;)
 そして最近、久々にこれを感じました。「第65話 真実の告知」、頭を抱え泣き叫ぶ辻本さんの両手、それを包む斉藤君の手のぬくもり。「僕が直します」。
 40代の女性の肌というものの感じと、(そのうえ辻本さんは病いでもあるのだけれど、)それを覆う両手のその二つの感触が非常にリアルに伝わってきたんです。
 このことがとても触れたかったんだけれど当時本文に入りきらなかったことです。

 医者が生き方そのものな人がいる。
 そしてそうでない人たちがいる。
 だが人生はりくつでなくひとそのものを変えていく。〔2003.11.20〕
持ち主えれ
画像
なし