nHk 自主製作アニメ

'99.11.22作成



 2本上映されました。まずは園児戦隊ヨーチェンジャー

 結論からいえば楽しめました。今のTV アニメのひどいのよりよっぽどよくできていたとおもいます。もちろん、たとえばビルがただの四角い箱だったりとそのままTVで流すことはできませんけど。

 演出、というか構図がよかったです。基本的にアニメーションはせず、セル(CGっぽかったですが)のひきとパンだけで見せているのですが上手でした。ま、あくまでもアニメとしてですけど。新規性はまったくないんですが見せ方が上手でしたね。たとえばヨーチェンジャー側のロボット、ドリトスの飛行シーン。セルでいえばひきだけで演出してます。飛行形態のドリトスが画面上から下がってくるだけ。ありがちなテクニックですが少ない枚数でスピード感、重量感を出していました。

 だめなのは脚本。まー、作ったのアニメファンなんだろーなー、って感想。アニメってロクなホン屋がいないのであれ見てもほとんど何の勉強にもならないでしょう。どういうことかというと、まずストーリーの概略を書きます。

  • ライテス(敵のボス)がユウスケ(CV 喜っ子さん)の力に目をつける。
  • ライテスがユウスケをさらう。
  • ユウスケが洗脳され超能力を与えられる。
  • ユウスケが攻めてくる。
  • ヨウチェンジャー出撃。
  • ヨウチェンジャーとユウスケの戦闘。
  • シノ(CV 本間かおり)敵がユウスケと気付く。
  • カオリ(CV 川澄綾子)、アオイ(CV 南央美)とユウスケの戦闘。
  • ユウスケ劣勢に。巨大ロボット召還。
  • ヨーチェンジャー、ドリトス召還。
  • 敵ロボット、ドリトスに破壊される。
  • シノ、ユウスケを救出。そのためシノ重症を負う。ユウスケ洗脳解ける。
  • ユウスケ、ライテスの宇宙船へ。
  • ライテス vs. ユウスケ。
  • 追撃するドリトス、敵ロボットの大群と戦闘。
  • ドリトス破壊される。
  • ユウスケ、ライテスに敗れる。
  • ドリトス、真の姿を現す。
  • ドリトス、ライテスの宇宙船へ。
  • ライテス、ヨーチェンジャーを洗脳する。
  • ユウスケ、ヨーチェンジャーの洗脳を解く。
  • ドリトス vs. 宇宙船の変形したロボット。
  • ドリトス劣勢。ユウスケ、シノ、ロボットに乗りこむ。
  • ユウスケ、シノ、内部よりロボット破壊。
  • 「地球へ帰ろう」でおしまい。

 これが時系列のストーリー。実際は、

  • ライテス(敵のボス)がユウスケ(CV 喜っ子さん)の力に目をつける。
  • シノ(CV 本間かおり)敵がユウスケと気付く。
  • カオリ(CV 川澄綾子)、アオイ(CV 南央美)とユウスケの戦闘。
  • ユウスケ劣勢に。
  • ライテスがユウスケをさらう。
  • ユウスケが攻めてくる。
  • ヨウチェンジャー出撃。
  • ヨウチェンジャーとユウスケの戦闘。
  • ユウスケ、巨大ロボット召還。
  • ヨーチェンジャー、ドリトス召還。
  • 敵ロボット、ドリトスに破壊される。
  • シノ、ユウスケを救出。そのためシノ重症を負う。ユウスケ洗脳解ける。
  • ユウスケ、ライテスの宇宙船へ。
  • ライテス vs. ユウスケ。
  • ユウスケが洗脳され超能力を与えられる。
  • 追撃するドリトス、敵ロボットの大群と戦闘。
  • ドリトス破壊される。
  • ユウスケ、ライテスに敗れる。
  • ドリトス、真の姿を現す。
  • ドリトス、ライテスの宇宙船へ。
  • ライテス、ヨーチェンジャーを洗脳する。
  • ユウスケ、ヨーチェンジャーの洗脳を解く。
  • ドリトス vs. 宇宙船の変形したロボット。
  • ドリトス劣勢。ユウスケ、シノ、ロボットに乗りこむ。
  • ユウスケ、シノ、内部よりロボット破壊。
  • 「地球へ帰ろう」でおしまい。

 というふうに、まず戦闘、それからユウスケがさらわれるところとユウスケの攻撃、それから戦闘に戻る、という構成にしてあります。はっきりいって話がわかりにくくなっているだけでこういう構成にした意味が全然ありません。凝りたかったのでしょうが作品構成に対する知識、哲学がないところで構成だけいじってもダメです。そもそもこういう構成は長編では意味ありますが短編ではよほどの力がない限りやるものではありません。ま、現代日本アニメのひどい構成、ホンが素直に反映されてる、って感じでした。

 音響は……、正直割れていました。イベントでの声がはっきり聞こえたところからトラックダウンの失敗でしょう。でもなー、音響ってアニメ制作の中で一番わかりにくいところだとはおもいます。アフレコが11/5だったことを考えるとやむを得ないかな、って感じ。ただ、何をいってるのかわかんないくらい音が割れるのは残念でした。BGMの使い方は上手だっただけに。

 あとやたらと金田立ちがめだちました。(^^; いまどき見ないぞ? それともアマチュア界ではまだメジャーな遊びなのかな?

 ちょっと板野サーカス風ミサイルアニメーションがあって、これがまたよく動くんです。少ない資金を効率よく使ってるなー、って感じ。まあ、ほぼ何かのトレースなんでしょうけど。感心しました。

 それからカットのつなぎ。中盤からほぼカットのつなぎがホワイトアウトになってました。まあカットごとに制作するんだろうし、金削るならここかなあ、って気もしましたけどね。

 次、テルルとサッカりん

 とろいサッカりん(CV 喜っ子さん)がずるいテルル(CV 本間かおり)にいろいろやられてしまう、というもの。小編として気に入りました。しかしかけあいが重要なのにこれも声がはっきり聞こえず残念でした。もうちょっとストーリーを削ってシチュエーションとせりふのやりとりだけのナンセンス作品にした方がよかった感じです。

 でも、まあ、自主制作アニメとしては上等だろうとおもいます。2年越しの制作だったとのこと。お金と時間かかってそうです。1,500円出す価値があるか、といわれれば?ですけどね。喜っ子さんのイベントに1,500円でそのおまけ、と考えるとすごい得した気分になれました。(^^;



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