そんなある日、私に依頼をもちかけていたエレンという女性が何者かに殺害された。軍警察のダストンは、ほか2件の殺人事件も同一犯ではないかと、私に相談する。現場にはいずれも同じメッセージが残されていたのだ。「神の名においてこれを鋳造す、汝ら罪無し」と……!
謎を突き止めるうち、私は奇妙なメモリーを思い出すようになった。メモリーに導かれるように、私は無人となった図書館へ。そこで私を待っていたのはエンジェルだった。エンジェルより渡された本には力ードがはさまれており、そこには殺された者たちが記されていた。ただひとり残っている「R・D」氏を除いて。
この連続殺人と40年前の異変、そして私とビッグオー。すぺての謎はこの本の著者が知っているに達いない……。