「あなた、本当に払えるんでしょうね」
冷たく言い放つエステルに対してロレッタは「勝てば払う必要ないと思うけど」と、強気な態度だ。
ディーラーが2人を交互に見た後、カードを配る。と、次の瞬間、周囲がザワめいた。なんとロレッタの前にエースのカードが3枚並んだのだ。一方エステルは、絵柄と数字こそそろっているが、勝ち目のないカードだ。
「この勝負、決まったわね」
ほくそ笑むロレッタ。しかし、お金はとうに尽きている。いったい何を賭ける気なのだろうか!?ミラベルの忠告も聞かず、ロレッタは自信たっぷりに言った。
「いいわ、私自身を賭けようじゃないの」
ロレッタの、一世一代の大勝負!!