60fps

日本のTV放送(NTSC規格)はインターレース…つまり縦の解像度が半分、60fps(59.94fps)で放送されている。奇数ラインのフィールドと偶数ラインのフィールドが交互に送られてくる。

AviUtlでmpeg2などを読み込むと縞々な30fps画像になる。奇数ラインのフィールドと偶数ラインのフィールドを一緒に読み込んで1枚のフレーム画像にしてるので実際には縦解像度が半分の画像2枚分ということ。

フィールドオーダーと呼ばれるのはファイルの最初のフィールドが偶数ライン(トップファースト)か奇数ライン(ボトムファースト)かの違い。

30fps化

奇数フィールドとそれに対応する偶数フィールドを組み合わせて30fpsのフレームにする。(インターレース解除)
オリジナルのソースが30fpsならこれでソースと同等の画像を復元できる。

ここでオリジナルといっているのは60fpsに変換される前の本来のフレームレートがあるから。
24fpsだったり30fpsだったりと。海外ならPALの25fpsとかも。

ソースの中には実際に60fps物もある。主に実写のものであるが、そういうものは60fpsのままインターレース保持でエンコードすると本来の滑らかさが出る。 WMV,MPEG2,XviDなどがインターレース保持に対応している。

24fps化

30fps化するとスクロールが不自然になることがある。

オリジナルが24fpsで作成されている場合、30fpsへ変換する為にコピーフレームが挿入される。(テレシネ変換) 24→30への変換で5コマに1コマのコピーフレームが入ることになる。 コピーフレームが入ることでスクロールが不自然になってしまう。 24fps化ではこの(5コマに1コマの)コピーフレームを見つけて削除し、表示をスムーズにする。(逆テレシネ変換)

120fps化

主にアニメ等では24fps,30fps,場合によっては60fpsの動画が混在している場合が多い。
AVIは可変フレームレートを扱えない為、それぞれのフレームレートを格納する為にこれらの最小公倍数である120fpsで動画を作成する手法が出来た。120fpsで動画を作成し、不要なフレームには画像を入れないという方式である。 初期の頃は手動分割したものを120fpsに変換して結合という手順しかなかったが、これを自動で行うプラグインも幾つか出てきた。

VFR対応コンテナ

AVIコンテナはCFR(固定フレームレート)であるため、120fpsといった擬似的なVFRしか出来ないが、新しく出てきたコンテナはほぼ標準でVFRを扱えるようになっている。






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Last-modified: Sun, 17 Jul 2005 06:49:22 JST (6859d)